2015-05-25

魯句践(ろこうせん)の賽ころ

 魯句践(ろこうせん)は邯鄲に住む博徒で、本書では三度登場します。
一度目:李信と楊端和の出会いのきっかけとして登場
二度目:始皇帝の暗殺失敗で有名な荊軻(けいか)と毛公の出会いのきっかけとして登場
三度目:李必が楊端和をたずねたときに登場

 いずれの場合も魯句践(ろこうせん)は双六(すごろく)のようなもので、賽ころを振って遊んでいました。その賽の転がるリズムが面白くて李信たちが見ていたのですが、それに魯句践が気が付いて無理やり勝負に引き込みます。結局、「駒の進め方」で悶着がおきます。

 その顛末は本書を読んでいただくとして、駒の進め方に色々規定が合ったようで、単純に賽の目だけ駒を進めるというゲームではなかったようです。道分かれがあったら一旦停止とか、あるいは進める方向が賽の目に応じて、直進、右、左が限定されていたのかも知れません。その辺りをもう少し細かく考えて描写したかったのですが、いかんせん良いアイデアが思い浮かばず、史記(刺客列伝:荊軻)の記述と同じように駒の進め方に言いがかりをつけたという程度にとどめました。

 ともかく、魯句践のおかげで重要人物の出会いが生まれたのですから、本書では意外と欠かせない人物となりました。

テーマ : 歴史・時代小説
ジャンル : 本・雑誌

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浅水伸彦

Author:浅水伸彦
李信の小説を読みたいのになかなか出てこないので、自分で書いてしまいました。

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