2015-04-12

樊噲(はんかい)の肉切り包丁

 樊噲(はんかい)は、始皇帝の実母である趙姫と樊於期(はんおき)との不倫によって生まれた子として登場します。その因縁で物語の展開を・・・と考えていたのですが、結局因縁は生かせませんでした。

 樊噲は生まれて早々に肉屋の養子として出されてしまいます。そこで平凡に育ち、毎日犬や牛を屠殺し、朝から晩まで肉切り包丁を振るって肉を切り刻んでいました。後に戦場に出て、敵を肉切り包丁でめっためたに切り刻む・・・という阿鼻叫喚の図を描こうとしたのですが、李信との絡みもなく、結局1エピソードで終わってしまいました。

 私は湯船につかりながら、あるいは通勤電車の中でうとうとしながら、このキャラはどういう性格だったんだろう、どういう行動をとったんだろうと考えながらエピソードを作っています。作るというよりは、ぼんやりイメージしているうちに、キャラが自発的に喋り始め、勝手に動き出すのです。それを聞いて、見て、ノートに書き残すという感じです。
 不倫の子という設定が変にイメージを束縛したのかもしれません。こういう突飛な設定はツボにはまると次々と展開が生まれるのですが、樊噲は失敗でしたね。

 樊噲登場年表
 前253年:出生。呂文の紹介で肉屋へ養子に出される。
 前213年:41歳(数え)。浮浪人を集めて劉邦の子分にする。(エピソード)
 前209年:45歳。劉邦と共に挙兵。
 前208年:46歳。楊端和(李信の義兄弟)の次男楊熊(ようゆう)と戦い、楊熊を敗走させる。
 前207年:47歳。劉邦に付き添って「鴻門の会」に出席し、項羽を感嘆させる。
 前199年:55歳。劉邦に付き添って盗賊の討伐を行い、帰り道の柏人で難を避ける。

テーマ : 歴史・時代小説
ジャンル : 本・雑誌

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浅水伸彦

Author:浅水伸彦
李信の小説を読みたいのになかなか出てこないので、自分で書いてしまいました。

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