2014-09-28

本書登場の中国地名一覧

 本書の巻末に、131の地名・地方名の一覧を付けてあります。なるべく現在の住所(省・市・県・村)を特定して記載してあります。さらに現在と当時の地名が異なる場所は、なるべく地名の変遷を書き加えています。

 元々はWebでちょいと調べられる範囲で「なるべく正確に」と思っていましたが、Web情報にはけっこういい加減なものが含まれていると分かりました。たとえばWikiの「中国の首都」のページに「野王」の位置が「河南省駐馬店市泌陽県」と書かれていますが、正しくは「河南省焦作(しょうさく)市沁陽(しんよう)市」です。おそらく、沁陽を泌陽と見間違えたのでしょう。
 そこで、もう少し正確を期する必要があると思い、以前のブログ(5月9日)に書いたように地名辞典や古地図を買いました。まぁ、それでも分からないものは分からないです。何しろ2千年以上前の地名ですからね。

 地名だけでなく、川筋の変化も困りものです。特に黄河は、下流(平野部)では天井川(川底が周囲の土地より高い)となっていて、たびたび流路が変わっています。流れが変って、河から見た町の位置が南/北逆転した所も少なくありません。これには最後まで悩まされました。

 たとえば、張良の始皇帝襲撃で有名な博浪沙(はくろうさ)は現河南省新郷(しんごう)市原陽(げんよう)県近辺にあります。下図グーグル・マップで”古博浪沙遺址”を中心に表示してます。これを少し南に移動させると黄河が見えてきます。ところが当時は博浪沙の北を黄河が流れていたようです。本書の最終校正段階でこれが分かって、大慌てで南/北の記述を修正しました。


テーマ : 歴史・時代小説
ジャンル : 本・雑誌

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浅水伸彦

Author:浅水伸彦
李信の小説を読みたいのになかなか出てこないので、自分で書いてしまいました。

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